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道頓堀川でミナミの夏の恒例行事「船渡御」-22隻参加し盛大に

22隻の船団が道頓堀川を行き交う

22隻の船団が道頓堀川を行き交う

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 難波八阪神社(大阪市浪速区)と難波八阪神社 道頓堀川船渡御行事保存会(同)は7月13日、道頓堀川で船団による「道頓堀川船渡御」を行う。法被姿の氏子らが乗り込んだ船が、太鼓の音や掛け声とともに道頓堀川を行き交う。

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 同行事は、同神社の夏祭りの一環として行われるもの。江戸時代には天神祭と並び盛大に行われていたが、江戸時代中期以降には途絶えていたものを、氏子や地元企業の支援により、2001年に230年ぶりに復活。今回で復活後13回目の開催となる。

 復活初年度は1隻の神事船と、復活に尽力した大阪天満宮どんどこ船講の手こぎ船「どんどこ船」2隻の計3隻による構成だったが、今年は15隻の参加船(約600人)と、列外船としてどんどこ船2隻、そのほか指揮・監視・救助艇5隻の計22隻で盛大に行われる。

 17時15分~30分に、道頓堀川の湊町船着場前で神事船による水上神事を行った後、18時30分~21時(予定)には、湊町船着場から出発した船団が、木津川近くの日吉橋と日本橋の約5キロの間で船渡御を行う。船舶には氏子らが乗り込み、打ち鳴らす太鼓の音や威勢の良い掛け声とともに夜の道頓堀川を行き交う。

 参加船は、氏神様の行列の道を照らす「篝火(かがりび)船」、氏神様の魂を乗せる「鳳輦(ほうれん)船」、氏神様の食事を乗せる「神餞(しんせん)船」、だんじりを奉納する「地車(じぐるま)船」など。

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