大阪の老舗オムライス店「北極星 心斎橋本店」（大阪市中央区西心斎橋2）で7月23日、同店が監修したケチャップの配布が行われた。

来店客にケチャップを配布した

　「オムライス好きのケチャップ化粧箱」（195グラム入り）は、北極星の北橋茂登志総料理長が監修し、ナガノトマト（長野県松本市）が開発したもの。通常のケチャップと違い、しょうゆと日本酒の風味を効かせており、ご飯と具材にかけて炒めることで、「専門店のような本格的な味が楽しめる」（同社）という。7月8日に関西限定で販売を開始した。

　7月23日の「オムライスの日」に行われたサンプリングイベントでは、同店オープン後、先着100人にケチャップを配布した。

　北極星は、1922（大正11）年に創業したオムライスの老舗で、「元祖オムライスの店」として知られている。先代社長の北橋茂男さんが、胃の具合が悪くいつもオムレツと白いご飯を食べている常連客に、マッシュルームと玉ねぎを炒めたケチャップライスを薄焼き卵でくるんだ特製メニューを考案し、提供したのがオムライスの始まりとされている。

　同ケチャップは、土産物店「なにわ名物 いちびり庵 道頓堀店」（道頓堀1）や、大阪駅構内の「アントレマルシェ 大阪 セントラルコート店」などで販売するほか、通信販売も行い、年間3000本の販売を目指す。