![権藤大助さん(左)と今井紀明さん(右)](https://images.keizai.biz/namba_keizai/headline/1375340756_photo.jpg)
大阪・アメリカ村のアートギャラリー「阪神高速ミナミ交流プラザ Loop A(ループ エー)」(大阪市西区南堀江1)で8月1日、通信制高校に通う高校生による写真展「写真が語る4つのストーリー ~通信制高校に通う生徒たちの挑戦」が始まった。
高校卒業後の若者がニートになるのを防ぐことを目的に、通信制高校の生徒を対象としたキャリア教育事業を行うNPO法人「D×P(ディーピー)」(城東区)が行うアート展。代表の今井紀明さんによると、「通信制高校を卒業した生徒の43パーセントが、進学も就職もせず進路が未決定になってしまうが、そのことに対する公的なサポートは行われていない状況」といい、同法人ではさまざまなキャリア教育を行っている。同展もキャリア教育の一貫として企画した。
会場には、近畿大学付属福岡高等学校とECC学園高等学校の通信制に通う生徒4人が撮影した写真26点を展示する。写真はそれぞれの生徒ごとに時系列に並べ、写真とともにコメントを記載している。近畿大学付属福岡高等学校通信課程3年の権藤大助さんは「小学生のころから写真が好きだが、写真展をするのは初めて。中学1年から引きこもりを始めて、次第に立ち上がっていくマイストーリーを書いた」と話す。
開館時間は12時~19時。水曜定休。入館無料。今月18日まで。