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なんば駅前広場の活用アイデア公募、受賞作決まる

グッドアイデア賞の「難波湾処」

グッドアイデア賞の「難波湾処」

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 なんば駅前広場の活用アイデアを募集していた、なんば安心安全にぎわいのまちづくり協議会(事務局=戎橋筋商店街振興組合内、TEL 06-6641-3362)が10月31日、受賞作品を発表した。

グッドアイデア賞の「ミナミ“日めくりひろば”」

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 南海なんば駅周辺の3連合7町会、9商店街、5企業が2011年6月に設立した同協議会は、大阪市から「まちづくり推進団体」としての認定を受け、勉強会や視察、調査などを重ね今年5月、「なんば駅周辺まちづくり構想(たたき台)」を発表。同構想ではなんば駅前を歩行者のための広場として整備することなどを提案、8月21日~10月21日の2カ月にわたり、具体的な広場の活用アイデアを公募していた。

 広場の機能イメージとして「くつろぎや待ち合わせをはじめ日常的な使い方」「ミナミのまちを歩いて回遊したくなる魅力紹介や情報発信」「世界から注目されるようなオリジナルなイベント」を踏まえ、応募があったアイデアは40点。うちグッドアイデア賞3点(4作品)、審査員賞4点を選出した。

 グッドアイデア賞に選ばれたのは、伝統的なミナミの文化を元に、水都の要素を取り入れたからくり時計を設置する「カラクリ歌舞伎時計」「からくり人形時計とお染・久松の泉がある広場」、かつて海だった難波駅前をイメージし、地形を掘り込んだ湾処(わんど)を形成する「難波湾処」、利用目的に応じ稼働できる座席などを備える「ミナミ“日めくりひろば”」の3点。審査員賞にはディスク状の光る可動式屋根を多数設置する「Disk Park Namba」など4点が選ばれた。

 応募全作品は今月9日、大阪府立大学i-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2)2階会議室で行う「なんば駅前空間のにぎわいと活用を考えるシンポジウム」会場で展示する。開催時間は15時~17時30分。

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