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南堀江の遊歩道に街のシンボル「力士」登場-地元提案に行政が協力

南堀江公園北側の遊歩道に登場した「力士」

南堀江公園北側の遊歩道に登場した「力士」

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 大阪・南堀江公園通りのなにわ筋~南堀江公園西角間の歩道改修第2期工事が2月末に完成し、街のシンボルである「力士」をデザインした歩道がお目見えした。

南堀江公園の隣には、横綱に使われる紙垂(しで)文様が

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 南堀江の高台(たかきや)地区は大阪勧進相撲の発祥の地といわれており、昨年3月には約340年ぶりに土俵に上がる力士を再現しようと「高台ふれあい相撲」が行われるなど、街のシンボルとして相撲を位置付けようと、さまざまな取り組みが行われている。

 2013年度予算で遊歩道が整備されることを知った「南堀江公園通り及び高台地区まちづくの会」が地元町会を通じて、西区役所、大阪市建設局、建設局市岡工営所に対して、遊歩道に敷き詰めるインターロッキングブロックで街のシンボルをデザインしてほしいと働きかけ実現した。

 デザインは、同まちづくりの会の会員であるデザイン会社、京田クリエーション(大阪市西区南堀江3)のデザイナーが15案を作成。会員による投票で選ばれた3案が採用された。南堀江公園北側に「力士」(東方力士・西方力士の一対)が、その他の部分には横綱に使われる「紙垂(しで)文様」や「小花文様」が採用された。

 同会代表を務める堂前裕一さんは「遊歩道に街のシンボル模様を入れたのは大阪市内では初めて。遊歩道整備のタイミングと、われわれの提案のタイミングが合致したことと、行政とのコミュニケーションを多く重ねたことから実現した」と振り返る。今月30日に行われる西区主催のイベント「にし恋マルシェ」に関連し、11時30分から遊歩道のお披露目会を開く予定。

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