南海電鉄が8月6日、ユーチューブの「南海電鉄公式チャンネル」で「なんばEKIKANプロジェクト」のオープンに至るまでのショートムービー公開を始めた。
同社では、2011年度~2014年度の4年間にわたり推進している中期経営計画「凜進130計画」の基本方針として「不動産・流通事業の拡大」「なんばのまちづくり推進」を掲げており、その一環として4月26日、南海難波~今宮戎駅間高架下の一部エリアに商業ゾーン「なんばEKIKANプロジェクト」第1期エリアをオープンした。
ショートムービーは、歴史が積み重ねられた高架下を約半年をかけて商業ゾーンとしてリノベーションし、オープンに至るまでの過程を収録したもので、長さは約1分。1938(昭和13)年に完成した高架橋の様子や、1950(昭和25)年のなんば駅など歴史的な写真のほか、高架下空間のリノベーションの様子や、オープンした3店舗の現在の姿を公開している。
同社流通営業本部企画部の座古達郎さんは「趣味性の高い店舗が集まり、なんばエリアの南側に新たな街ができ始めたことを広く発信するためと、築約75年を経過した高架下だからこそ伝えることができる建物の歴史性と、そのリノベーションの過程を発信するために動画を作成した」と話す。来春には第2期エリアもオープンを予定する。