アメリカ村で鶏肉の食育イベント、さばき方など実演-トリ風土研究所

ローストチキンをさばく様子

ローストチキンをさばく様子

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 大阪・アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで1月18日、食育イベント「もっとトリを知る。Tori Food Thinking vol.11」が開かれた。

トリ風土研究所の宮武裕右社長

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 地鶏についての啓発イベントや、兵庫県内の農業高校と共に地鶏の育成・販売などを手掛けるトリ風土研究所(神戸市中央区)が行った同イベントには、約40人が参加。冒頭に同社の宮武裕右さんが、事業内容や、兵庫県立播磨農業高校と行っている地鶏の復活プロジェクト「ひょうご味どり」について紹介。オリジナルテキスト「トリの教科書」を使い、鶏肉の現状や部位、地鶏の定義などについて15問のクイズを行った。

 その後、焼き鳥店を12店舗経営し、同社でチキンディレクターとして活動する野網厚詞さんがローストチキンを用い、鶏がどのようにして絞められ処理されているのかを解説した。また、「サバキ」と呼ばれる小型の包丁の説明、鶏肉のさばき方や各部位の特長などを説明。さばいたチキンは振る舞われ、参加者は鶏肉の部位による食感や味の違いを堪能した。

 宮武さんは「今回は座学中心のイベントだったが、ムネ肉の調理方法をもっと知りたいという声が多かった。今後、ムネ肉レシピを一緒に調理実践したり、レストランのムネ肉メニューを一緒に考えていただいたりといった、双方向のイベントを実施したい。一羽丸ごと鳥を食卓へ届ける活動を実践しているが、根底には生産者、料理人、生活者がつながり、しっかりと思いが伝達できた上で食を楽しめる生態系を作りたいと思っている」と話す。

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