南海電鉄は2月16日、イメージキャラクター「ラピートルジャー(rapi:tldier)」を発表した。
同社では現在推進中の中期経営計画「凛進130計画」において、「観光・インバウンドビジネスの推進」を基本方針の一つとして掲げている。また、関西国際空港を利用する外国人旅行者が増え、鉄道を利用する傾向が高まっていることから、訪日外国人旅行者にアピールする目的でイメージキャラクターを作った。
イメージキャラクター「関空戦士 ラピートルジャー」は、空港特急「ラピート」をモチーフにしたヒーロー。ラピートのスピード感と力強さを表現し、顔部分側面に付いている「前照灯」が実際に点灯するほか、座席シートと同じ柄のマントを背負う。ベルトは駅係員や乗務員のネクタイをイメージし、バックルは南海電鉄のコーポレートシンボルを模している。ベルト側面の車輪「ホイールカッター」は、手裏剣のような武器になるという。
ユーチューブで、「ラピートルジャー誕生」の動画配信も始まった。大阪ミナミを足掛かりに世界征服をたくらむ「怪人ゴキブラー」が出現。その動きを察知した大阪秘密警察が対怪人用サイボーグとして「ラピートルジャー」を生み出した、という設定。なんば駅からラピートで関西空港に駆け付けたラピートルジャーが、関西空港駅でゴキブラーと戦う。
今後、国内外で開催される外国人旅行者向けイベントなどに「出動」し、大阪への旅行・空港特急ラピートの利用を呼び掛ける。早速、2月25日からタイ・バンコクで開催されている「TITF(Thai International Travel Fair)#16」に出動している。