大阪・南堀江に4月3日、「ヤマハ大阪ビル」(大阪市西区南堀江1)がオープンした。
鉄骨造地上7階建てで、建築面積は213坪、延床面積は1518坪。土地代を除く投資額は約20億円。心斎橋・なんば・大阪城近くにあった3拠点を統合し新たにオープンしたもので、ヤマハ(静岡県浜松市)の事業拠点としては西日本で最大となる。
同施設内には、楽器や楽譜の販売店のほか、ショールーム、音楽教室、ホール、サロンを備える。ファサードはヤマハのシンボルマークである「音叉」からヒントを得た、3種類の凹みをアルミニウムで表現。どの角度から見ても常に太陽の光を反射して輝く造形となっている。
1階~2階の「ヤマハミュージックリテイリング大阪なんば店」は、3万2000冊を誇る楽譜のほか、キーボード、電子ピアノ、エレクトーン、アップライトピアノ、バイオリン、ギターなどをそろえる。防音室のショールーム、リペアルーム、セミナーや音楽イベントに使えるサロンも備える。四ツ橋筋に面した1階は19メートル幅の大型ガラス張りで開放感を演出する。
3階の「ヤマハグランドピアノサロン大阪」では、80坪の売り場に約30台のグランドピアノを展示する。指弾室では1台1900万円のグランドピアノも試し弾きできる。最大120人収容の小ホール仕様の音楽サロンも備える。
4階~5階には大人向けの音楽教室「ヤマハミュージックアベニューなんば」、6階~7階には子どもと指導者向けの音楽教室「ヤマハなんばセンター」を開設し、計3000人のレッスンに対応する。