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第3の放送「i-dio」がスタート デジタルデータなら何でも送信可能

「i-dio Phone」

「i-dio Phone」

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 FM OSAKA(大阪市浪速区湊町1)などが出資する「大阪マルチメディア放送」(同)が3月1日、デジタル放送「i-dio(アイディオ)」のプレ放送を開始した。

無料モニター募集中の「i-dio Wi-Fi チューナー」

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 アイディオは、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯(VHF-Low帯=99メガヘルツ~108メガヘルツ)を利用したテレビやラジオに続く「第3の放送」で、大阪のほか、東京、福岡でも同日よりプレ放送が始まった。既存のテレビでは映像を、アナログラジオでは音声を送ることが義務付けられているが、アイディオは映像、音響、データなど、デジタルデータなら何でも送ることができるという。

 受信するには専用のチューナーが搭載された受信機かスマートフォンが必要。スマートフォンは現在「i-dio Phone」(SIMフリー)1機種のみで、家電量販店やインターネット通販などで販売中。アイディオの電波を受信してWi-Fiに変換する「i-dio Wi-Fi チューナー」の無料モニターも公式サイトで募集しており、このチューナーがあれば手持ちのスマートフォンに専用アプリをダウンロードしてアイディオを楽しむことができる。

 放送チャンネルは、超高音質の音楽やデジタルクーポンの配布などを行う「TS ONE」、交通情報やドライブ先の天気予報、ドライブ向け音楽などの「Amanekチャンネル」、ジャズ、クラシック、洋楽ロック&ポップスの専門チャンネル「i-dio Selection」(3チャンネル)、ショートムービーやアニメなどの映像チャンネル「i-dio Creators Ch.」、FM OSAKAのサイマル放送を行う「KANSAIチャンネル」の7チャンネル。

 アイディオは放送のため、災害発生時や大規模イベント開催時でもインターネットのようなアクセス集中による回線の混雑が発生しない。この特性を生かし、防災情報配信システム「V-ALERT」を実装(現時点では未運用)。各自治体から地域住民に向けた災害情報を、エリアを指定して配信できるという。

 7月1日に全チャンネルを使ったフルサービスの開始を予定しているほか、2017年には96キロヘルツの「ハイレゾ音源」にも対応する予定。

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