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なんば高島屋で「倉敷アーツ&アルチザン展」 マスキングテープ「mt」も

倉敷市の物作りを紹介する(右は倉敷市商工課くらしき地域資源推進室の安部浩室長)

倉敷市の物作りを紹介する(右は倉敷市商工課くらしき地域資源推進室の安部浩室長)

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 高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)1階正面入り口前の「グッドショックプレイス」で6月22日、岡山県倉敷市の物作りを紹介する「倉敷アーツ&アルチザン展」が始まった。

いぐさを灰にして溶け込ませた「いぐさガラス」

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 倉敷市は古くから、塩気の多い干拓地で綿花が栽培され、「繊維の町」と呼ばれるほど繊維産業が盛んなエリア。江戸時代の真田ひも、大正時代の足袋、昭和初期の学生服と生産の中心が変遷していく中、1960年代にはBIG JOHN(ビッグジョン)が国内初のジーンズ生産をスタート。今ではジーンズメーカー、加工工場が集積しており、ジーンズ店が軒を連ねる「児島ジーンズストリート」は「国産ジーンズの聖地」と呼ばれるほど一般にも認知されている。

 同展では、ジーンズのほか、甲冑(かっちゅう)や刀を下げるひもとして作られ、今では装飾用に使われる真田ひも、倉敷市が日本一の生産量を誇る綿帆布「倉敷帆布」で作ったバッグ、全国的に女性の間でヒットしている「mt」(カモ井加工紙)のマスキングテープ、帽子、陶器など、13社が自慢の商品を展示、販売する。

 倉敷の物作りの作り手には若手も多い。倉敷産のイグサの生産の取り組む「今吉商店」のイグサを、吹きガラス工房の「ぐらすたTOMO」がガラスに溶け込ませ作った「いぐさガラス」。その「いぐさガラス」を優しく包むイグサのかご「いかご」を作る「須浪亨商店」は、ともに20代~30代の若手が作り手。ぐらすたTOMOの水口智貴さん(6月25日11時~17時)、須浪亨商店の須浪隆貴さん(26日11時~17時)は会場でワークショップや制作実演も行う。

 倉敷市商工課くらしき地域資源推進室の安部浩室長は「倉敷にはこだわりを持って、思いを込めて物作りをしている人が多い。いいものを取りそろえたので、倉敷の魅力をここ難波から発信したい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。6月28日まで。

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