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大阪市立中央図書館、江戸時代の「大坂の理系」テーマに連続講座

「彗星概説」(間重富 1811、「間重富・間家関係文書」より)

「彗星概説」(間重富 1811、「間重富・間家関係文書」より)

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 大阪市立中央図書館(大阪市西区北堀江4、TEL 06-6539-3302)5階の大会議室で7月9日から、江戸期大坂における理系分野をテーマにした連続講座「近世おおさか理系図鑑」が始まる。

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 町人でありながら幕府の改暦事業の中心的役割を果たし、天文学の発展にも貢献した大坂の天文学者、間重富(はざましげとみ)の没後200年と、同館が所蔵する「間重富・間家関係文書」が今年重要文化財に指定されることを記念し、天文学などの理系分野に焦点を当て、江戸期大坂の魅力を4人の講師が語る同講座。

 同館では毎年、大阪に関する連続講座を開催しているが、「歴史や史跡をテーマにすることが多く、参加者は60代の方や文系の方が中心。若年層や普段あまり図書館を利用しない層にもアピールしようと考え、リケジョなど理系分野にも注目が集まっていることから、今回の連続講座のテーマを決定した」と、司書で大阪コーナー担当の綱脇真起さん。

 各回のテーマ(講師)は、第1回(7月9日)=「町人学者間重富と近世大坂の天文学」(大阪市立科学館学芸担当課長の嘉数次人さん)、第2回(7月16日)=「おおさかの薬業」(大阪歴史博物館主任学芸員の八木滋さん)、第3回(7月23日)=「筆算をひろめた大坂の知られざる天才の物語」(武庫川女子大学教授の丸山健夫さん)、第4回(7月30日)=「人気作家の舞台裏-歯科医師が描く時代小説-」(大阪在住の元歯科医で作家の上田秀人さん)。

 開催時間は14時~16時。入場無料。定員は各回ともに300人。第1回~第3回は当日先着順、第4回のみ往復はがきかインターネットによる事前申し込みが必要で、申し込み多数の場合は抽選。

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