なんばマルイと高島屋大阪店の間に位置する南海難波駅北側広場「難波グリーンガーデン」で7月22日、地元商店街や企業などの22団体が参加した打ち水セレモニーが行われた。主催は南海電鉄。
7月22日~24日に開催する参加型環境保全イベント「なんばエコプロジェクト2016」の一環で行われた同セレモニーは今年で7回目。イベントを通じて、「気軽にエコ活動を体験してもらい、環境保全の大切さを知ってもらおう」という期待を込める。
セレモニーには、昨年も参加した戎橋筋商店街の「えびたん」や日本橋のヒーロー「地球戦士ゼロス」に加え、今年はスイスホテル南海大阪のPR部長「みなみモウ」などの地元のゆるキャラが集結。エール学園の留学生も浴衣を着て参加した。
打ち水とは、水が蒸発する際に周りの熱を奪う性質「気化熱」を利用し、気温を下げることをいう。太陽の光が照りつける中、バケツやひしゃくを持った参加者らが一斉に水をまくと、地面の気温は55.4度から43.8度へと11.6度低下した。打ち水に使われる水は、なんばパークスで使われた水をろ過した再利用水。
南海電鉄なんば・まち創造部長の和田真治さんは「難波を中心にソフトな街づくりを目指している。イベントを通して地域の方と対話をし、より良い大阪にしていきたい」と話す。
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)3階でも7月20日~26日、「涼」を感じるスポットとして北海道・オホーツク海で採取した約20キロの流氷を展示している。今年の日本の夏は例年以上の酷暑が予想され、暑くなると客足が鈍り、「暑さに負けないように」ということから企画した。同店では、気象庁が17時に発表する大阪府の翌日の天気予報で最高気温が35度以上の場合、翌日に割引を行うなどの「猛暑日サービス」も実施する。