御堂筋の難波交差点~難波西口交差点区間の側道が11月10日より、自転車専用レーンになった。
大阪市を北から南に貫くメーンストリート・御堂筋は今年、開通から79年を迎えた。開通当時から社会情勢が大きく変化しており、約40年前に比べると自動車の交通量が4~5割も減少している一方で、自転車の交通量が6~7倍に増加、歩道内で歩行者と自転車が混雑した状況となっている。
そこで大阪市では2013年11月に1週間にわたり新橋交差点~難波西口交差点付近の約1キロ区間で東西の側道で自動車の通行を規制し、本線(4車線)の混雑状況を調べた。その結果、自動車が大きく渋滞することなく、一方で歩行者、自転車利用者の双方からは好意的な意見が得られたことから、今回の自転車レーンのモデル整備に至った。
自転車専用レーンは、難波交差点(千日前通り)~難波西口交差点(なんばマルイ前)の約200メートル区間。東側の側道(自動車の緩速車線)を無くし、歩道を拡幅、一部を自転車専用レーンにした。自転車専用レーンに気が付かず、歩道を走行する自転車も一部見受けられたものの、多くの自転車は自転車専用レーンを走行、また歩道部分も広げられたことから歩行者の混雑も緩和された様子だ。