ホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1)は2017年3月下旬、28~30階の3フロアを「ニッコープレミアムフロア」としてリニューアルオープンする。
同ホテルでは2014年度下期から、客室の約半数を全面改装する「客室改装3カ年計画」を進めており、これまで4期に分けて「スーペリアフロア」(20~27階、全264室)を順次改装してきた。今回は客室最高層階にあたる28~30階を2017年1月8日から全面改装し、新たに「ニッコープレミアムフロア」(全48室)として3月下旬にオープンする。
同フロアにある既存のシングルルームとツインルームを統合した「デラックスルーム」(41平方メートル以上、ツイン=34室、ダブル=8室)と、「スイートルーム」(63平方メートル以上、6室)を配置し、同ホテルの最上級フロアと位置付ける。ホテルが面する御堂筋のイチョウ並木をイメージした装飾や、行灯をイメージしたライティングなど、和モダンな内装にしつらえる。水回りはかなり広めに取っており、バス・トイレは別に分け、パウダーコーナーを設置、シンクも2つ設ける。
同フロアの完成により、国内外のエグゼクティブや、訪日外国人のファミリー層、グループなど、新たな客層の獲得を目指す考え。セールス&マーケティング部の鬼村知恵さんは「海外の旅行者は今ではリピーターが多く、少し広い部屋を求める傾向がある」と話す。