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「ウラなんばマップ」2017年度版が完成 インバウンドを意識、1万部配布

リンクコーポレーションの牧香代子社長

リンクコーポレーションの牧香代子社長

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 ウラなんばエリアの飲食店などを紹介する2017年度版の観光マップ「ウラなんばマップ vol.5」がこのほど完成し、1月から本格的に無料配布する。

「トリック写真」として紹介している「かに道楽」の看板

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 イベント企画やデザイン制作などを行うリンクコーポレーション(大阪市中央区難波千日前)が企画・発行する「ウラなんばマップ」の最新版。A2サイズで製作され、持ち運びやすいように折り畳んだ状態で配布する。片面にウラなんばエリアの地図をイラストとともに掲載、もう片面にはウラなんばとその周辺商店街の写真撮影スポットの紹介と、飲食店に便利な外国語の指さしガイドを掲載する。

 「ウラなんばマップ」は2011年、ウラなんばエリアの飲食店主が中心となり、11店舗を掲載したマップを作ったことが発端。2012年発行の「vol.2」から同社が発行主体となり、2013年発行の「vol.3」、2016年発行の「vol.4」と、ほぼ毎年発行している。「vol.3」までは店舗情報を主体としたもので、掲載店舗から掲載料を徴収していたが、「vol.4」からは掲載店舗からの掲載料をもらうことなく同社が自己負担で発行している。

 「vol.5」を制作するにあたり、新たにインバウンドを意識し、ホテル、フリーWi-Fiスポット、外貨両替、交番、祈とう室など海外からの旅行者に役立つ情報を追加。「トリック写真散策マップ」には、グリコ看板にタッチしたり、かに道楽の看板につかまったりしているように見えるような写真の撮り方を紹介。ウラなんばとその近隣エリアの散策を提案している。「指差しおもてなし」には、「ご予約はしていますか」「お飲み物のおかわりはどうですか」「またお越しください」など飲食店が外国人に接客する際に便利な言葉を英語、韓国語、中国語で掲載する。

 ウラなんばのこの1年間の動きについて、同社の牧香代子社長は「シンガポール料理やタイ料理など多国籍料理を出す店や東京資本の飲食店が増えた。大学生など若い人が増えた印象。今後は新たな客層である、インバウンドやシニアの取り込みを進め、パイを増やす必要がある」と話す。

 発行部数は1万部。ウラなんばの飲食店や、近隣の商店街などで配布する。

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