大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋1)北館14階で3月29日、「機動戦士ガンダム ジ・オリジン展」が始まった。期間中、約1万5000人の来場を見込んでいる。
昨年、東京・松屋銀座で初開催され、好評を博した同展。漫画原作でアニメにもなった「THE ORIGIN」の制作過程を、資料や映像で紹介する。
同作は1979(昭和54)年にテレビ放送されたアニメ第1作「機動戦士ガンダム」よりも以前の世界を描いた作品。第1作でディレクターとキャラクターデザインを務めた安彦良和さんの漫画は、全24巻で累計1000万部を売り上げた。アニメ版では総監督を務めている。
会場内は、安彦さんの漫画原画60点を軸にした第1章、「THE ORIGIN」の誕生秘話を約3分の映像で紹介する第2章、絵コンテ、キャラクター・備品などの各設定資料、アニメ原画、背景画など約200点を集めた第3章で構成される。
会場入り口には、10分の1スケールの「RX-78-02ガンダム」立像や、作中の重要人物であるシャア、セイラの実父「ジオン・ズム・ダイクン」の胸像も飾り、世界観を体現している。
催事担当の榎洋明さんは「『THE ORIGIN』の制作過程がよく分かる本格的な展覧会。貴重な原画や各設定の細かな作り込みなどを見て楽しんでもらいたい」と話す。
入場料は、一般=800円、高大生=600円、小中学生=400円。開催時間は10時~20時(最終日は17時30分まで)。4月10日まで。