大阪・北堀江に5月13日、西日本初となるカジノディーラー育成スクール「日本カジノ学院 大阪校」(大阪市西区北堀江1 、TEL 06-6534-8577)がオープンした。
カジノ法(カジノ解禁法案)成立を見こして2015年に東京・四谷に開校した同校。現在東京で5校を展開し、10代後半から20代の生徒約100人が通っている。中にはモデルやアーティストも在籍するという。昨年12月にカジノ法が成立したことを機にカジノ有力候補地である大阪での開校を決めた。今後は横浜や福岡で開校を予定しているという。
広さは231平方メートルで同社最大規模。実技室と講義室に分かれ、実技室にはブラックジャック、バカラ、ポーカーのゲームテーブルを計3台、ルーレット付きのテーブルを1台設置し、実際に近い形でディーラーの練習ができる環境を備える。講義室ではカジノの歴史やルールについて指導する。
コースは「インストラクターコース」「アミューズメントコース」「トーナメントコース」「個別科目コース」の4種類があり、受講料は15万円~。個人のペースで授業を進めることができ、卒業までの日数は約2~3カ月。卒業後は、同学院の講師やアミューズメントカジノ、フィリピンやシンガポールなど海外にあるカジノのディーラーとして活躍の場があるという。
13日に行ったオープニングイベントのカジノ体験パーティでは、子どもも含め約60人が参加し、ゲームを楽しんだ。難波にあるカジノ疑似体験レストラン「ジャックアンドクイーン」(浪速区難波中)の元支配人である校長の前川孝文さんは「カジノは怖い場所ではなく楽しい場所だと知ってほしい。ディーラーは海外では信頼性のある仕事として地位が高い。大阪に将来カジノができたら人気な職種になると思う」と話す。