南海電鉄が8月1日、難波駅に隣接する「新南海会館ビル(仮称)」(大阪市中央区難波5)の新名称を募集する「ネーミング総選挙」を始めた。
同ビルは地上30階、地下2階の鉄骨造で、高さ約148メートル、延べ床面積は8万4000平方メートルの複合ビル。2015年9月1日に着工し、2018年9月の竣工を予定しており、南海なんば駅の上に位置することからオフィスや医療施設のほか、ツーリストサロンなどインバウンドに対応する施設も出店を予定する。同ビルは、なんばエリアにおけるポテンシャル向上と新たな価値向上を目的としており、「当選挙を通して発信できたら」と同社プロジェクト推進室の粉川純一さんは話す。
候補名は、なんばから世界へ向けて発信する拠点という意味を表した「なんばセカイエタワー」、なんばから世界の「Sky=空」を飛び回るダイナミックなビジネスを表した「なんばスカイオ」、なんばで国際的な交流を生み出す場を目指すことを表す「なんばグローバタワー」、未来を明るく照らしていきたいという意味の「なんばミライオテラス」の4種を用意。同社内などで募った案から「なんばエリア活性化の要として、エリア全体に新たな価値を創造するランドマークタワー」としてふさわしいと思う名称を選定したという。
粉川さんは「それぞれの名前に思いが込められている。ぜひなんばエリアの未来をけん引するのにふさわしいと思う名前に投票してもらえたら」と呼び掛ける。
投票は特設ウェブサイトから可能。投票資格は国内在住の人のみ。投票者には抽選でスイスホテル南海大阪ペアチケットなども用意する。今月21日17時まで。