医薬品メーカーの「ピップ」(大阪市中央区)が10月5日、道頓堀の「ピップ看板」を「ピップ時計台」にリニューアルし、同日、点灯式を行った。
戎橋に隣接したビル上に設置していた「ピップ看板」は、「グリコサイン」「雪印メグミルクネオン」などと並び、道頓堀のシンボルとして親しまれてきた。1982(昭和57)年に「かに道楽・道頓堀本店ビル」に縦型の壁面看板として設置し、1994年に現在の「道頓堀観光ビル」屋上に移動した。
同看板のリニューアルは、2018年の創業110周年およびメーカー部門(現=商品開発事業本部)設立50周年に先駆け、メモリアルイベントとして行った。従来の会社ロゴマークから、アナログ時計を映し出すLEDビジョンとなり、名称も「ピップ時計台」とあらためた。
点灯式では、同社の藤本久士社長らが点灯台のスイッチを押すと、ブラックアウトされていたピップ時計台が点灯。からくり時計の文字盤が開き、時計内部を映し出した後、内部で発生したトラブルを「ピップエレキバン」を模したアイテムで修理すると、再び正常に動き出し、鐘が鳴るというアニメーションが流れた。
点灯時間は9時~翌1時。アニメーションによる時報は9時~24時の毎時0分の45秒前から上映する。