なんばに2月3日、カプセルホテル「J-SHIP大阪難波」(大阪市浪速区湊町2、TEL 06-7167-1171)がオープンする。運営はオンテックス(同)。
外壁リフォームを取り扱う同社初となるカプセルホテル業態。自社ビルに併設するビルを転換し、カプセルホテルにした。開業に当たり、同社ホテル事業部の担当者らは日本中のカプセルホテルを訪ね歩き良いと思った点を積極的に取り入れたという。部長の加賀仁さんは「社内の女性に聞いたところ、カプセルホテルは『暗い・汚い・怖い』というイメージ。明るく、清潔で女性も安心して来られるカプセルホテルを目指した」と話す。
広さは約1400平方メートルで5階建て。1階=フロントロビー、2階=女性客室フロア、3・4階=男性客室フロア、5階=ラウンジとなる。和モダン風の内装に、フロントロビーやエレベーターホールなど随所にフラワーアレンジメントを飾り明るい空間を演出する。男性客室フロアは紺色を基調にしたシックな雰囲気で、女性客室フロアは白と抹茶色を基調にした清潔な雰囲気。女性客室フロアは専用カードでのみ出入りが可能とし、パウダールームやフィッティングルーム、浴室も広く設け、女性の使いやすさを追求した。
室数は133室で、男性=92室、女性=41室。室タイプは約2平方メートルのカプセル型タイプ「モデレートキャビン」(3,600円~)、約5平方メートルのデスク付き部屋タイプ「デラックスキャビン」(4,800円~)の2種。JR難波駅南出口から徒歩1分とアクセスが良好なことから、ターゲットは若年層の娯楽観光客やインバウンド利用を想定する。
加賀さんは「カプセルホテルの悪いイメージを取り払い、女性も泊まりたいと思うホテルを実現した。今後は日本文化体験や大阪の観光につなげることもできたら」と話す。