大阪・南船場の写真ギャラリー「Photo Gallery 壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で3月27日、「ポートレート展」が始まった。
人にフォーカスを当てた写真「ポートレート」を集めた同展は、2年に1回行っており今回で4回目。一般公募で応募した8人が参加した。同ギャラリー代表の杉本征克さんは「カメラは人を撮るために買うことが多いのでポートレートは基本となるが、プライバシー問題もあり、人の展示は難しくなっている。当展でポートレートの良さを伝えたいと思い始めた」と話す。
写真は28点。居酒屋や工場、家の中などさまざまなシーンで撮影した人の写真が並ぶ。化粧をしている瞬間や泣いている様子など、多様な表情を楽しむことができる。同ギャラリーは銀塩モノクロを推奨していることから、半数がモノクロ写真で展示する。
杉本さんは「『ポートレート』は被写体の感情を切り取り、展示することで見る人に伝えることができるもの。人の展示が難しくなっている中、色んな人を撮った様子が見ることができるのでぜひ見に来て」と呼び掛ける。「スマホの普及で写真を撮る人は増えているが、ネットで流して終わり。写真はぜひプリントして楽しんでほしい」とも。
営業時間は12時~19時。月曜休廊。入場無料。4月1日まで。