高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)各フロアで5月9日、バイヤーが選んだ大阪ならではの商品を展示販売する恒例企画「大阪ええモン」が始まった。
同店バイヤー約30人が発掘した大阪のクリエーターや企業による商品を、黄色い看板を目印に各フロアの特設コーナーや常設店内で販売する同企画。今回は「世界に誇る!大阪のええモン!」をテーマに、バイヤーたちが「世界に誇りたい」と勧める商品が集まった。
地階の明治屋ストアーでは、大阪府立農芸高校(堺市)の生徒が繁殖して育てた「のうげいポーク」を、ハム工房「味匠」(千早赤阪村)がベーコンやウィンナーに加工して販売。パッケージラベルも生徒たちがデザインした。「のうげいポーク」を大阪中心地で販売するのは初めてだという。同校の生徒が育てる牛の生乳を使った「スモークモッツァレラ」(648円)も地階食料品特設コーナーで販売する。
開催初日には同高校の生徒が訪れ、試食販売を行った。生徒の元気な呼び声に多くの人たちが興味を持って商品について質問する様子が見られた。同校3年生の西村野乃さんは「自分たちが一から餌を管理して育てたものを販売して、試食して『おいしい』という声を聞くととてもうれしい」と笑顔をみせた。試食販売は12日と13日の10時~12時、14時~16時にも行う。
そのほか、1階婦人服洋品売り場では、大阪出身のアーティスト「silsil(シルシル)」さんの絵をプリントした傘を販売。「silsil」さんは、「色気」を基軸に女性の心の中の世界を表現しており、バイヤーの菅野美穂さんが「あの絵を傘にしたらかわいいのでは」と考案したという。6階きのも売り場では、大阪の若手クリエーターが競う「ゆかた人気コンテスト」で選ばれた上位3作品を商品化した浴衣や、「ギャラリークゥ」(天王寺区)による切子細工のガラス帯留めなどを販売する。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は20時30分まで)。今月22日まで。