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「なんばスカイオ」開業 「なんばの発展・成長の象徴に」と南海電鉄社長

開業式典の様子

開業式典の様子

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 南海電鉄が開発を進めてきた「なんばスカイオ」(大阪市中央区難波5)が10月17日、開業した。

【動画でレポート】なんばスカイオの内部をご紹介

 同社が目指す「なんばエリアの求心力向上」の基幹プロジェクトとして、「世界のNAMBAへ」をコンセプトに、「国際交流拠点」「日本の伝統文化の発信」「時代への呼応」を目指して開発した。地上31階、地下2階、高さ約148メートルの高層ビルで、延べ床面積は約8万5000平方メートル。

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 1~6階に物販やサービス、飲食店が入居するほか、7~8階にコンベンションホール、9階にメディカルフロアを設けた。10階にスカイロビーを設け、13~30階のオフィスフロアへと接続する。オフィスフロアは各フロア562坪(基準階)と広大で、商業地区としての性格が強いなんばエリアに新たなオフィス空間が誕生した。

 10月17日朝に行われた開業記念式典には、同社の遠北光彦(あちきたてるひこ)社長、山中諄相談役、メディカルフロアの「大阪なんばクリニック」を運営する総合南東北病院の渡邉一夫理事長、高島屋大阪店の粟野光章店長、スイスホテル南海大阪のバーント・シュナイダー総支配人のほか、ゲストに歌舞伎俳優の市川右團次(うだんじ)さんが出席した。

 遠北社長は「創業以来133年にわたり、難波の地で地域の歴史や文化と呼応しながら、多様な都市機能の集積を図ってきた。今回のなんばスカイオの開業は、これまで集積した都市機能と、今後求められる都市交通の結節機能を有機的に結び付けながら、なんば開発の要として、また国際交流拠点として、魅力的に発展・成長していく象徴と位置付けている。2031年に予定されているなにわ筋線の開業に向け、今後もホテル・商業・オフィスといった施設をさらに充実させ、なんばを進化・発展させていきたい」とあいさつした。

 なんばターミナル周辺では、1885(明治18)年に初代なんば駅が完成し、1932(昭和7)年にターミナルビル「南海ビル」が完工し4代目のなんば駅が完成。同時に「高島屋大阪店」が出店した。1980(昭和55)年には「なんばCITY」が、1990年には「南海サウスタワーホテル」(現在の「スイスホテル南海大阪」)が、2007年には「なんばパークス」が全館開業した。なんばスカイオが建設された場所は、以前、南海電鉄が本社を構えていた場所で、前身となる「南海会館ビル」は、1957(昭和32)年に3スクリーンを備える映画館として開業した。