「おにぎりバーガー 道頓堀店」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 080-1446-1413)が12月19日、道頓堀にオープンした。
おにぎりとハンバーガーを掛け合わせた「おにぎりバーガー」の1号店。「おにぎりバーガー」は、シュークリームのテークアウト専門店の先駆けとして知られる「ビアードパパ」の仕掛け人である吉川靖師さんが考案した。ハワイのファストフード「スパムおむすび」からヒントを得て「『おにぎり』を世界へ発信するには、具がたっぷり入って見た目から楽しめることが重要ではないか」と考えたという。10月12日に期間限定で阪神神戸三宮駅西改札口前でオープンしたところ、幅広い層から好評の声を得たことから、道頓堀川沿いとなるとんぼりリバーウォークに出店に至った。
京橋で予約3カ月待ちだという人気すし店「鮓(すし) きずな」(都島区)のオーナーが味付けを監修。京都・丹後の棚田で作られた米と、アミノ酸やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれた有明海二番のりを使うなど、素材にこだわる。注文を受けてから、のりにご飯と具材をのせて巻きすで巻き上げ、ペーパーで挟んでハンバーガーのように客に渡す。
メニューは12種。手作りの肉みそを使った「ごろごろ手作り肉ミソのせ」や、三宮でも人気メニューだったという「直火(じかび)厚揚げあぶらミソのせ」、女性を意識して考案したという「レンコン&ゴボウの食物繊維きんぴら」(以上410円)、焼き肉をふんだんに挟んだ「韓国風もりもり焼肉バーガー」(518円)など。店舗の周辺にはオープンテラスも設け、その場で食べたり、道頓堀をバックに写真撮影を楽しんだりできるようにした。
店長の田井健太郎さんは「おにぎりとハンバーガーのいいとこ取りをした、出来たて、作りたて、ほかほかの『おにぎりバーガー』を食べに来て」と呼び掛ける。
営業時間は11時~23時。