高級食パン専門店「非常識」(TEL 06-6282-8178)が6月1日、心斎橋オーパ(大阪市中央区西心斎橋1)地下2階にオープンする。
共に2斤サイズの「非常識(プレーン)」と「極まりない葡萄(レーズン)」を販売する
飲食店プロデュースを手掛ける「オペレーションファクトリー」(西区北堀江1)の運営。同社では大阪・東京・福岡で58店舗を展開しているが、2015(平成27)年から食物販にも力を入れており、直近では「生クリーム専門店 ミルク」「生タピオカ専門店 モッチャム」「日本茶ミルクティ専門店 オチャバ」など新業態を意欲的に開発。高級食パン業態の出店は今回が初めてとなる。
ユニークな店名は、店舗コンセプトの「常識を覆す(=非常識)ほどのおいしさ」から付けた。地下鉄心斎橋駅に直結した心斎橋オーパ地下2階に入ってすぐという好立地で、店舗外装を黒で統一し、「非常識」「極まりない」という文字と、困った顔の食パンのイラストが不思議な雰囲気を醸し出す。心斎橋駅を利用するファミリー層や女性層をターゲットに据える。テークアウトのみで、食パンは店内で製造する。店舗面積は24坪。
出店に当たり、高級食パン専門店をヒットさせているジャパンベーカリーマーケティング(横浜市)の岸本拓也さんをプロデューサーに迎えた。岸本さんは「パン屋でパンを買うという体験に憧れを抱かせ、話題にできるストーリーを作るために、紙袋や(店舗の)内外装、ネーミングにもこだわった」と話す。食パンの製造については「風味と食感にこだわった」といい、微細な小麦粉を使うことでやわらかさと口溶けの良さを実現したほか、黒糖とローズソルトで甘味を出し、レーズンパンにはサンマスカットレーズンを使いジューシーな甘味と酸味を取り入れた。
共に2斤サイズの「非常識(プレーン)」(864円)と「極まりない葡萄(レーズン)」(1,080円)の2種類の食パンを販売する。いずれも耳までやわらかく、「水を抱きかかえる焼き方により、みずみずしい食パンを実現した」と岸本さんは話す。
営業時間は11時~21時(売り切れ次第終了)。
同社では7月12日、なんばCITY(中央区難波5)本館1階に高級食パン専門店の2号店となる「明日が楽しみすぎて」の出店も予定する。