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大丸心斎橋店・本館の概要発表 368ブランドが出店

大丸心斎橋店本館のイメージ

大丸心斎橋店本館のイメージ

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 9月20日にオープンする「大丸心斎橋店 本館」(大阪市中央区心斎橋筋1)の概要が8月22日、発表された。新業態47店舗、関西初出店41店舗を含む、368店の専門店が出店する。

「心斎橋フードホール」のイメージ

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 2015(平成27)年12月30日に休館し、建て替え工事を行っている同店。旧本館の歴史的な外観をできるだけ残す一方で、高層部を東側にセットバックし建設。建物の高さは従来の40メートルから60メートルへと高くなるが、御堂筋を歩く歩行者から見た印象はほとんど変わらないように配慮した。地上11階、地下3階建てで、売り場は地上10階、地下2階まで。延べ床面積は6万6000平方メートル(旧本館=4万9000平方メートル)、売り場面積は4万平方メートル(同3万1000平方メートル)。

 ストアコンセプトは「Delight the World ~世界が憧れる、心斎橋へ。」。従来の百貨店では一般的だった、性別・年代・カテゴリーごとの編成を脱し、フロアごとに「どのようなお客さまにどのような体験を提供するのか」を定義。ブランドの世界観を色濃く反映した売り場デザインや、特徴的なサービス・体験などを提供する。

 地下2階の「心斎橋フードホール」は、「五感が刺激されるライブキッチン」をテーマに、トリュフ専門店「Artisan DE LA Truffe PARIS」や、ソムリエ・利き酒師などが常駐する「世界酒BAR セカサケ」、「肉料理専門バル VOLER」、神戸南京町の焼きビーフンの有名店「YUNYUN」など13店舗が出店、席数350席と大規模に展開する。

 御堂筋線の改札に直結する地下1階のデパ地下には、東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」が手掛ける同名のスイーツ店や、白い恋人で知られる「イシヤ 心斎橋」が関西初出店。ハウス食品がスパイス研究成果を活用した新業態「クワエル スパイス」を初出店する。フード62ブランド、婦人洋品雑貨5ブランドが出店する。

 1階のコスメ・アクセサリーフロアには、北側道路に面してハンバーガーレストラン「シェイクシャック」が出店。同店限定のオリジナルアイスデザート「道頓堀トッフィークリート」を販売する。2~3階はラグジュアリーブランドのフロア。3階中央にはGINZA SIX発のコンセプトストア「シジェーム ギンザ」が関西初出店する。「本物」「上質」「一流」をテーマに国内外の靴、バッグ、ウエアをセレクトする。4~6階はファッションフロア。

 7階の「心斎橋ひとときテラス」は、高層階のセットバック部分を利用したテラスで、レストラン&カフェ2店舗と、コスメ、ベビー、キッズなど31ブランドが出店。「心斎橋エリアのオアシス」を掲げる。

 8階は日本の伝統やものづくりの良さを現代的な感性で表現したライフスタイルのフロア。中川政七商店が「茶論」一体型店舗を初出店するなど31ブランドが出店する。9階は北館と一体化し「インバウンドセンター」を構築、「ポケモンセンターオーサカDX(ディーエックス)&ポケモンカフェ」や、海洋堂のフィギュアの展示・販売スペース併設の「タリーズコーヒー KAIYODO」などが出店する。

 10階はレストランフロア。「京都祇園 天ぷら圓堂(えんどう)」「すし萬(まん)」「日本料理 湯木」「青空blue」など14店舗が出店する。

 営業時間は、ショップ=10時~20時30分、フードホール=10時~23時、レストラン=11時~23時。グランドオープン初日は13時~。

 本館のオープンに伴い、北館は9月15日18時をもって一時休館し、2021年春の開業を目指しリニューアル工事に入る。地下2階~地上7階に「パルコ」、8~14階に専門店が出店するほか、本館と北館の間を通る大宝寺通りの上空部を増築し、両館の2~10階部分を接続、一体化する。

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