システム開発会社「アドインテ」(京都府京都市)は3月23日、銀座・道頓堀を訪れた人の増減傾向をまとめた調査結果を発表した。
新型コロナウイルスによる来街者の増減を調査するため、銀座・道頓堀を訪れた人数を測定した同調査。同社が開発した「AIBeacon」で、道頓堀に来街した人のスマートフォンが発するWi-Fiを解析し、来街者数の推移を週ごとに可視化した。期間は昨年12月28日から今年3月14日まで。
日本人を含めた来街者は1月3週をピークに銀座が約50%、道頓堀は約70%減という結果に。訪日中国人に絞ると同じく1月3週をピークに銀座が約97%、道頓堀は約98%減という結果になった。1月27日に中国政府が団体ツアーなどを禁止したことも減少に拍車をかけた。
日本政府観光局によると、2019年2月に来日した中国人は72万人だったが今年は推計8万人で、約90%減という結果に。訪日外国人全体でも昨年の4割程度にとどまっている。