大阪ミナミに旗艦店を構える高島屋と大丸は5月1日、4月度の売上速報を発表した。
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)の4月度売上高は前年比84.8%減となり、高島屋の国内店舗で最大の落ち込みを見せた。外出自粛の動きが強まったことと、緊急事態宣言が出された翌日の4月8日以降、食料品フロア以外を臨時休業したことなどから、前年実績を大きく下回った。高島屋全店で、売上が前年を下回り、商品別売上も全商品群が前年を下回った。免税売上は99.1%減となった。同店は現在、地下食料品売場のみ、10時~18時に営業している。
大丸心斎橋店(心斎橋筋1)の4月度売上高は前年比92.8%減で、大丸東京店(東京都千代田)の93.2%減に次いで、大丸の店舗で2番目の落ち込みとなった。3月~4月を合わせた前年比では77.9%減となり、全店舗で最も落ち込んだ。緊急事態宣言後、店舗の全フロアを臨時休業しているが、5月7日以降は食品売場のみ、平日の11時~18時に限り営業を再開する。