道頓堀のたこ焼き店「くれおーる」(大阪市中央区道頓堀1)が5月23日、客同士の距離を確保し、1人でたこ焼き作りを楽しめる「ソーシャルディスタンスひとりタコパ」(16個、605円)の提供を始めた。運営はくれおーる(千日前1)。
同店は国の緊急事態宣言を受け、4月8日から5月15日まで休業。休業期間中に、自宅で店と同じ材料でたこ焼きが味わえる「おうちで楽しく過ごそう!! くれおーる自宅でたこ焼きセット」(4人前、2,800円)を販売したところ好評だったため、同サービスを企画した。
同店2階フロアで、テーブル1台につき、たこ焼き器1台を設置。通常4人掛けのテーブルの利用は最大2人までとし、テーブルの間隔を広げるなど、「ソーシャルディスタンス」を確保する。2人での利用時は横並びでの着席を促し、「3密」を防ぐ。そのほか、感染防止対策として、店内換気、入店時の検温や手のアルコール消毒を徹底する。
通常は焼き上がったたこ焼きを提供しているが、同サービスでは生地の注ぎ方、たこ焼きをひっくり返すコツやタイミングなど、店員からアドバイスを受けながら、来店客が自ら作る。
加西幸裕社長は「緊急事態宣言が解除され、ようやく心の底からお客さまに『いらっしゃいませ』と言えた」と話し、「インバウンド客が多すぎて道頓堀を避けていた地元の人にも、遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~24時(同サービスは21時まで)。