eスポーツ特化型ホテル「e-ZONe~電脳空間~大阪日本橋」(大阪市浪速区日本橋4)が7月3日、オープンした。サンタベル(中央区)とオックスコンサルティング(東京都千代田区)の共同運営。
4月の開業を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期に。開業に当たり、来館数を制限するほか、「大阪コロナ追跡システム」を導入するなど感染拡大防止に万全の対策講じる。地下1階~地上8階建てで、広さは約769平方メートル。
コンセプトは「泊まれるeスポーツ施設」。1階~3階はゲーミングフロアで、赤や青に照らされた空間にゲーミングパソコンがずらりと並ぶ。天井に設置した複数の大型モニターで大会の様子を映し出し、緊張感や一体感を演出する。
4階~8階は宿泊フロアで、合計95ベッド。6階まではカプセルタイプで展開し、7階は個室3室で構成。個室にすることで周囲を気にせずゲームに取り組めるほか、老舗寝具メーカーのマットレスを導入するなど「ゲームに熱中できる環境」を強化した。女性ゲーマーも増えていることから8階は半個室の女性専用ルームを用意する。地下1階にはシャワー室や洗面所、ランドリースペースも設置。料金はまだ決めておらず、施設運営事業の嶋本貴宏さんは「近隣の価格を参考にしながら、ゲームができるという利点も加味して決めたい」と話す。
施設を利用していた学生は「(グループで来店して同じゲームで遊べば)隣の人の画面も見ながら戦えるので視点が増える。アドバイスも直接できるのでありがたい」と環境の良さに満足していた。