インバウンド向けミュージカルを中心に公演してきた劇場「道頓堀ZAZA Box」(大阪市中央区道頓堀1)が8月31日、閉館する。
2018(平成30)年にオープンし、これまで「GOTTA」「宇宙姫」などインバウンド向けミュージカルを中心に公演してきた同劇場。新型コロナウイルス感染拡大以降はライブ配信など新たなビジネスモデルを模索してきたが、経営状況の回復が見込めず閉館を決めた。
閉館に当たり、「夏のさくらの満開の下」を8月31日に公演する。1本の桜の木の下で繰り広げられる人間模様を、舞やダンス、伝統楽器、ライブペインティングなどで描く。主演は「宇宙姫」などに出演した、女流舞踊家の實川(じつかわ)ふうさんが務める。作・演出は北林佐和子さんで「今春満喫できなかったお花見を楽しんでいただきながら、疫病を退散させるような生命力を発信できれば」と話す。
19時30分開演。現在、ライブ配信視聴チケット(1,200円)を販売している。