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南海電鉄がテニスコート予約サイト 事業化目指す若手社員が企画

「LAWN」の事業化に取り組むメンバー(左から谷本賢也さん、真継直幸さん、佐々木健人さん)

「LAWN」の事業化に取り組むメンバー(左から谷本賢也さん、真継直幸さん、佐々木健人さん)

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 大阪府下のテニスコートを予約できるサービス「LAWN(ローン)」の実証実験が8月24日に始まった。

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 南海電鉄が実施する「新規事業開発プログラム」の一環として企画された同サービス。中・高・大の学生時代を経て現在もテニスを続ける、新規事業部の佐々木健人さんが「コートを予約する際の手続きが煩雑で、飲食やホテルサイトのように一括で予約できるサイトがあれば」と感じ、企画。コンセプトに共感したメンバー数人と事業化に向けて取り組んできた。

 「LAWN」では利用者が会員登録をし、日時、コートの種類などを選ぶと使えるコートが一覧で表示される。まずは民間2社と協力し、3つのコートの予約を受け付ける。デジタル決済に対応していない業者もあることから、決済は現地に着いてから。佐々木さんは「人とのつながりを作る力がスポーツにはある。サービスを通してよりテニスをしやすい環境をつくり、いずれは『テニスをしたい人同士のマッチング』まで実現したい」と意気込む。

 「新規事業開発プログラム」は、南海電鉄社長室新規事業部が直轄して始めた取り組み。2019(平成31)年2月にグループ全社員を対象に100人規模の説明会を3回実施。その後、事業立ち上げを望む「熱い思い」を持つ人を募集し、プレゼンを経てサービス案を選出。現在は傘のシェアリングサービス「チョイカサ」や、音楽バンドのメンバーをマッチングするサービス「エブリバディ」など4チームが事業化に向けて取り組んでいる。

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