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心斎橋に一棟貸しの民泊施設 江戸時代のたる廻船コンセプトに

「今昔荘 心斎橋 空庭檜風呂邸」リビングの様子

「今昔荘 心斎橋 空庭檜風呂邸」リビングの様子

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 宿泊施設「今昔荘 心斎橋 空庭檜風呂邸」(大阪市中央区東心斎橋1、TEL 06-4301-7791)が開業してから1カ月がたった。運営はファンバウンド(滋賀県)。

屋上の露天風呂

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 今年3月にオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの影響で販促活動を控えていた同ホテル。大阪府の感染者数が減ってきたことなどを受けて9月から本格的に営業をスタートさせた。住宅兼オフィスとして利用されていた築65年の空きビルを改装し、ホームシアターや露天風呂を備えた一棟貸しの民泊施設に作り変えた。3階建てで面積は約140平方メートル。最大14人まで宿泊できる。

 室内は江戸時代に酒を輸送するために使われた「たる廻船」をコンセプトに改装。たる廻船の歴史を紹介した大型のテーブルや、枡の形をした露天風呂、船着き場の街並みをヘッドボードに再現した寝室などを備える。キッチンやシャワールーム、プロジェクターなども完備し、長期滞在客を狙う。宿泊中は関西の地酒の試飲サービスなどで酒の魅力も発信する。

 大門拓童社長は「『地元の歴史を知ってもらいつつ、最新の設備で快適に過ごしてほしい』という思いを込めて今昔荘と名付けた。民泊の『安かろう、悪かろう』のイメージが変わるはず」と自信を見せる。

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