11月20日に開業する心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)の内部が同月17日、報道陣らに公開された。
ハンバーガーの模型が特徴的な「W by SECRETBASE」
大丸心斎橋店本館のリニューアルオープンとほぼ同時期に閉館し、心斎橋PARCOとしてリニューアル工事を進めてきた同館。2021年春の開業を予定していたが、計画を前倒しして開業する。地下2階、地上14階建てで、延べ床面積は約5万8000平方メートル。地下1階心斎橋駅と地上の大宝寺通り、2階~10階で隣接する大丸心斎橋店本館と2本の通路で連結し、双方への回遊性を高める。
フロアは「モノ」「コト」「アート&カルチャー」「テクノロジー」の4つをテーマに構成。特定の年齢層や性別にターゲットを絞らず、心斎橋エリアを訪れる人に「新しい価値観やモノ・コトを提供する」という。約170店が出店し、うち全国初出店が11店、関西初出店が21店。
1階~3階・5階はファッションブランドを中心に出店、4階はワーキングスペースや書店とカフェがコラボした店舗などが出店する。6階は「ゴジラ」「刀剣乱舞」「クレヨンしんちゃん」「カプコン」などキャラクターグッズ店のほか、ブロック玩具店「レゴストア」、フィギュア店「W by SECRETBASE」、小型の映画館を備えた「LB POP-UP THEATRE」などポップカルチャーを扱う店舗が並ぶ。8階は「無印良品」がワンフロアで展開し、9階~11階は「東急ハンズ」が3フロアに出店するほか、「天狼院書店」「Franc franc」などが出店する。
飲食フロアはスナックやマジックバーなどエンターテインメント要素の強い「心斎橋ネオン食堂街」(地下2階、2021年3月開業予定)と、物販やイートインが中心の「SHINSAIBASHI MARKET」(地下1階)、高価格帯で展開する「御堂筋ダイニング」(13階、2021年1月開業予定)の3フロアで展開する。
パルコ(東京都豊島区)の牧山浩三社長は「ここにいると一日中楽しいと思えるような施設を目指す」と意気込む。
営業時間は、物販・サービス=10時~20時、飲食店=11時~21時。新型コロナウイルスの影響で当面の間、入場は事前予約制。