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心斎橋パルコに「天狼院書店」 カフェ・イベントスペース併設、本を通じた体験を

自身の著書「殺し屋のマーケティング」を手にする三浦崇典社長

自身の著書「殺し屋のマーケティング」を手にする三浦崇典社長

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 心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)9階に11月20日、「天狼院書店 パルコ心斎橋店」(TEL 06-6563-7560)がオープンした。運営は東京プライズエージェンシー(東京都豊島区)。

何が入っているかわからない「秘本」

 元書店員だった三浦崇典社長が「READING LIFEの提供」をコンセプトに2013(平成25)年、東京・池袋に1号店となる書店「東京天狼院」を出店。本を売るだけでなく、著者を呼んだトークイベント、読書会、ライティングや写真などの講座やゼミ、「部活」と呼ばれる客同士の活動など、本を通じた体験ができる書店として人気を集める。現在は池袋のほか、福岡、京都、名古屋などにも出店し、「パルコ心斎橋店」が全国11店舗目、関西では2店舗目となる。

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 50坪の店舗は、隣接する大丸心斎橋店の客層を意識し新刊本など一般の本を多めにそろえており、一見すると一般的な書店ながら、46席のカフェと半個室のこたつスペース、15坪のイベントスペースを開設。さまざまな使い方や、イベントができるしつらえになっている。入り口には同書店のライティング講座の受講生で、昨年「へぼ侍」で松本清張賞を受賞した小説家・坂上泉さんの著書や、写真撮影のプランニングや記録ができるオリジナルの「シューティング・ノート」、真っ黒の包み紙で何が入っているか分からない「秘本」など、同店ならではの本が並ぶ。

 カフェでは、カフェラテ(550円)、レモネードスカッシュ(583円)などソフトドリンクのほか、オリジナルカクテル(880円)などのアルコール、スイーツも提供。バターチキンカレー(880円)、お肉プレート(1,100円)など食事メニューも用意する。イベントスペースには150インチのプロジェクターや音響設備を備え、50人規模のイベントができる。これまでも各店で毎月40本前後のイベントを行っており、同店も準備が整い次第始める予定。「ライティングゼミ、ビジネス系のゼミを来年から予定している」と池田瑠里子店長。

 心斎橋パルコ4階に同日オープンしたカフェ「丸福珈琲店 Good Old & New Edition」には、かつてアメリカ村にあった人気書店「スタンダードブックストア」もコラボ出店した。店内の柱の周りに設けた棚に、スタンダードブックストアがセレクトした本や雑貨などを並べる。若手アーティストを応援したい(中川和彦社長)と大阪出身のアーティスト・山田麻理子さんのリメークブランド「青山メリヤス」の古着なども販売。27日にはクリエーティブユニット「graf」(北区)代表の服部滋樹さんと中川社長が「勝手に心斎橋PARCOをつくり直す?!」と題したトークイベントも行う。

 営業時間は10時~20時。