「『ジャングル大帝』70周年記念 手塚治虫版画展」が12月2日、大丸心斎橋店8階「アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ」(大阪市中央区心斎橋筋1)で始まった。
「ジャングル大帝」は漫画家・手塚治虫さんの作品で、1950(昭和25)年に連載が始まった。版画展は今年で70周年を迎えたことを機に、3月にそごう横浜店(神奈川県横浜市)で初開催。大丸心斎橋店では同作品をはじめ、「鉄腕アトム」「ブラックジャック」「火の鳥」など約50点の作品を展示する。
ジクレー版画のほか、アニメーションの制作に使われたセル画、漫画原稿なども展示する。「ジクレー」はデジタル印刷技術を使って描かれた版画のことで、色合いや質感、凹凸の表現が可能になり、劣化しにくいのが特徴という。
担当の湊屋一さんは「いろいろな手塚作品を展示しているので、幅広い世代に楽しんでもらえるのでは」と話す。
「時空を超えて、輝き続けるアート」の発信を目的に、2019年の同館リニューアルに合わせて開設した同スペース。これまで絵画展を中心に日本刀展や磁器展なども開催してきた。面積は約110平方メートル。
営業時間は10時~20時(最終日は16時閉場)。入場無料。今月8日まで。