ロボットを操作し、店に行かずに買い物ができる「アバターショッピング」の実証実験が12月1日、「BRIEFING(ブリーフィング) なんばパークス店」(大阪市浪速区難波中2)で始まった。
ANAグループの「アバターイン」(東京都中央区)が、社会課題の解決を目的にロボット「ニューミー」を開発した。「ニューミー」は利用者がパソコンからアクセスし、現地にいるかのように離れた人とコミュニケーションを取れるロボット。これまでに水族館やオフィス、公園などで導入実験し、「思ったより簡単に操作できて楽しいという声を頂いている」と同社の松尾美奈さん。
利用者はパソコンでロボットにアクセスし、ロボットに取り付けられたカメラを通して、店内を自由に見回し、自分で操作して買い物を楽しめる。衝突防止機能を付けたり、足元を確認するカメラを取り付けたりすることで、接触事故を避ける仕組みも整える。利用するには事前登録が必要。
来年以降に施設への常設を目指すほか、スマートフォンやタブレットでもアクセスできるよう利便性を向上させ普及を図るという。松尾さんは「二足歩行機能を付けるなど災害現場で活躍できるようなロボットも計画している」と話す。
事前予約制。今月25日まで。