大阪市浪速区は12月7日、「浪速公園活性化事業」での共同事業者の募集を公募型プロポーザル方式で始めた。
「安心・安全のまちづくり」「区民との協働によるまちづくり」を進める浪速区。昨年初めて同事業の事業者を募り、手は挙がったものの選定条件を満たさなかったため実施には至らなかった。
浪速公園(大阪市浪速区塩草1)は、約2万8000平方メートルと区内で最も広い都市公園だが、公園内に売店がなく、トイレも通常時は閉鎖している。活性化事業ではキッチンカーを設置し、トイレの維持管理などを委任する。社会実験は2021年3月25日~5月31日で、期間中30日以上の実施が必要。
総務課の武内真一郎さんは「管理上の問題からトイレは長年にわたり封鎖されているが、小さなお子さま連れの公園利用者からはトイレを使いたいという声もある。公園というオープンスペースの活用と、園内トイレの開放を公民連携で展開できれば」と期待する。
公募型プロポーザルは、2021年1月15日~19日に参加を受け付け、企画提案書など必要書類を2月5日~9日に提出する。その後審査を行い、2月下旬に事業予定者を決定する。