ワークマン(群馬県伊勢崎市)が展開する新コンセプトストア「#ワークマン女子」が4月2日、なんばCITY(大阪市中央区難波5)南館2階に関西初出店した。
1979(昭和54)年に群馬・伊勢崎に作業着専門店「職人の店 ワークマン」の1号店をオープンし、現在「ワークマン」632店、「WORKMAN Plus」269店を展開している同社。2018(平成30)年に東京・立川のショッピングモール「ららぽーと 立川立飛」にオープンした「WORKMAN Plus」の出店を機に、女性客が急増。SNSを中心に、ワークマンを着用する女性を意味する「ワークマン女子」が一気に広まったことから、需要に応える形で、女性客を前面に打ち出す同店が誕生した。昨年10月に神奈川・横浜に1号店をオープンし、同店は3号店目で関西初出店となる。
店名は「SNSと実店舗の一体化を図る」目的から、主にインスタグラムで多用されるハッシュタグ(#)を冒頭に付ける。10代~30代の男女を狙い、購入製品や試着品をSNSに発信できる仕掛けを店内に多数設けるのが特徴。同店では、キャラクター「わくこ」の巨大フォトスポットや、テラスにフォトスポットを設置するほか、靴売り場では床面にイラストを施し、靴と一緒に撮影できるスポットを設けたり、試着室には鏡に店名を入れたりするなどして、店全体で「SNS映え」をサポートする。
入り口は、女性マネキンを目立つように配置し、女性が購入できる製品を前方にそろえ、女性客が入りやすい見せ方を意識。一見すると「女性専用店」のように見えるが、実際には男性用製品を約4割、ユニセックス製品を約2割展開しており、男女ともに手に取れるアイテムを約6割そろえている。そのほか、ジュニアラインも6アイテム用意し、家族で買い物できる店舗に仕上げた。価格帯は、約250アイテムのうち、ほとんどの製品を1,000円~2,000円台で展開する。広報部チーフの鈴木悠耶さんは「当店はあくまで『作業服』のブランド。高機能・高品質・低価格の根幹はぶれない」と力強くコメントする。
鈴木さんは「まずは広く認知してもらうことから。女性も男性も楽しい店舗に仕上がっているので、ぜひ足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は11時~21時。