FM大阪(大阪市浪速区湊町1)が4月3日、α-STATION(京都府京都市)、Kiss FM KOBE(兵庫県神戸市)と共同制作する生放送番組「Saturday Junction(サタデー ジャンクション)」を始めた。
今年1月6日~3月24日まで、新型コロナウイルスの影響により、家で過ごす人が増えたことから「局の垣根を越えてFMラジオを盛り上げたい」と考えた3局は、10分間の同時生放送コーナー「ZOOM IN KANSAI」を企画。回を重ねる中でより大きなことをしたいと考え、新たに設備投資をし、同番組が実現したという。
3 局が共同制作・同時生放送することにより、それぞれの放送の可聴エリアが京都府・大阪府・兵庫県に拡大。放送は土曜11時~12時55分。キー局は各局が週替わりで担当し、FM大阪は遠藤淳さん、α-STATIONは川原ちかよさん、Kiss FM KOBEは藤原岬さんがDJを務める。リスナーからのリクエスト曲やメッセージを紹介するほか、「知る人ぞ知るお洒落カフェ」「話題の新スポット・新名所」 「とっておきの温泉・宿」など、京阪神の情報を発信する。
4月11日に行われたFM大阪の初回放送では、リスナーからメッセージや音楽リクエストが多数寄せられたほか、ツイッターで「#サタジャン3」をつけたツイートが次々と投稿されるなど、盛り上がりをみせた。遠藤さんは「とても緊張していたが、気付いたらエンディングだった。エリアが京都と兵庫にも広がったことで、初めましてという新たな気持ちになった」と振り返る。
3日に初回放送を終えた川原さんは「SNSも交えた展開に力を入れていきたい。番組から三都を紹介するガイドブックが生まれたら」と意気込む。17日に初回放送を迎える藤原さんは「お二人の放送の後でプレッシャーが積み上がっているが、同じぐらい楽しみを感じている」と話す。