企画展「演芸人さんと言葉」が9月11日、「大阪府立上方演芸資料館(愛称=ワッハ上方)」(大阪市中央区難波千日前、TEL 06-6631-0884)で始まった。
「周年を迎えた人」「襲名した人」「賞を受賞した人」などを演芸人として、彼らの「言葉」にまつわるエピソードを月替わりで紹介する。演芸人自身が大事にしてきた言葉や、ファンに渡した色紙に書き込まれた言葉などを取り上げる。紹介するのは桂福團治さん、西川きよしさん、桂南光さん松浦四郎若さんなど10組。
「演芸人を志すきっかけとなった言葉」「師匠からもらった印象深い言葉」「ファンへかける言葉」などを月替わりで紹介するほか、手ぬぐいや台本、雑誌、サイン色紙など会期中に46点の資料を展示する。在阪メディア協力のもと、本人たちが出演する番組も日替わりで放送する。
学芸員の大村一人(いちと)さんは「月替わりで展示が変わるので、来るたびに新たな発見があるはず。コロナ下で気分がふさぎがちになるが、明るい言葉で気持ちも上向けばうれしい」と話す。
開館時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館無料。2022年3月31日まで。