最新家電やユニークな商品を展示し体験できるポップアップストア「tenjii(テンジー)」が9月20日、なんばCITY(大阪市中央区難波5)本館地下2階イベントスペースにオープンした。運営はイースト(東京都千代田区)。
通販のみで販売する商品や発売直後の新製品などを手に取って体験できる同店。「ショールーミングストア」と位置付け、商品の販売はせず展示のみを行うことでメーカーにPRの場を提供する。気に入った商品は、商品の横に設置したQRコードを読み取りネットショップで購入できる。週末は、約500人が来店するという。
展示する商品は約35種類。会話を楽しめるAIロボットや自動掃除機能を搭載したネコ用トイレ、ガン型マッサージ器、紙から手作りできる紙粘土キット、壁に掛け絵画のように楽しめる漆器などの商品が並ぶ。同社の鈴木翔さんは「コロナ禍でおうち時間を充実させる商品を選定した」と話す。うち15種類は、地域の魅力の掘り起こしを狙い、南海沿線の地元企業から商品を集めた。
地元企業から集めた商品は、住吉大社近くの粟おこし店が作るナッツや黒豆のバー型菓子や、堺の手ぬぐい、泉大津のニットストールなど。鈴木さんは「実際に手に取って、商品の面白さ、便利さを体験しほしい」と来店を呼び掛ける。尼崎、阿倍野、箕面のキューズモール各店への巡回も予定する。
営業時間は11時~20時。10月3日まで。