「TSUNAGU ACTION(ツナグ アクション)」が10月6日、高島屋大阪店で始まった。
「お客さまとともにエコ&エシカルな暮らし方を考える」をテーマに同店が昨年立ち上げた企画。今年6月には循環型社会の実現を目指す取り組み「D epart de Loop (デパート デ ループ)」も始まった。同プロジェクトはアウトドアウエアブランド「ブリング」と協力し、回収した衣類を繊維原料に再資源化して新しい服を作る取り組み。10月19日までは1階で衣類の回収ボックスを設置する。
革製品を製造・販売するナカハシ(大阪市東住吉区)は、「カワーレ」を販売する。カワーレは不要になったバッグなどを買い取り、パーツ交換や革を染め直すなどして作り直した商品で、同社の営業部部長・大田夕樹さんは「カワーレは今年の4月から始まった取り組みで、すでに400点以上回収している。たくさん生産することはできないが、評判は上々」と話す。
期間中はリメーク商品や、発展途上国と協力して作ったバッグ、動物由来の素材を使わずに作ったウエア、廃校になった学校の設備をリメークしたリビング用品、東北支援につながるスイーツなども各階で販売する。このほか、播州織のラッピング方法が学べるワークショップなども開催する。
広報の坪田彩さんは「ちょっとした日常の行動が未来につながっていくことを、商品を通じて提案したい。環境問題を身近に感じてもらい、考えるきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時~20時。11月2日まで(ブランドにより、出展期間が異なる)。