「大阪製ブランド」を中心とした商品を集める「OSAKA 博覧会~未来に繋(つな)ぐモノ作り~」が1月19日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)1階イベントスペース「グッドショックプレイス」で始まった。
世界に誇る技術を持つ「大阪製ブランド」を紹介し、地元大阪を盛り上げていけたらと企画した同イベント。会場に約20社100種類以上の商品や体験型企画を用意し、大阪製ブランドの認知拡大を狙う。髙島屋(同)販売第3部課長の村瀬睦美さんは「各企業のアイデアや技術が光る商品をそろえた」と自信をのぞかせる。
会場に並べた商品は、商品名や価格を紹介するほか、客の目に留まるようにと企業紹介などを添えた。ゴム製品の製作や土木事業を手掛ける錦城護謨(八尾市跡部北の町1)は、10年間かけて完成させたシリコーンゴム製のグラス「KINJO JAPAN E 1」(4,950円)を販売。切り子細工を施したガラスのような輝きが特徴で、軽量で持ちやすく、割れにくいユニバーサルデザインに仕上げたという。
縫製メーカーのサンワード(天王寺区生玉町2)は、規格外として廃棄される消防用ホースを使用したバッグや小物を販売。プラスチック成型加工メーカーの河邉商会(堺市西区平岡町)は、プラスチック成型の技術を生かして開発したまな板としても活用できる皿「チョップレート」(1,870円~)を販売する。
体験型企画8つも用意(数量限定)。紙再生が主力事業の山陽製紙(泉南市男里6)は、古紙をアップサイクルした「ピクニックラグ」や「テーブルマット」に加え、再生紙の工場見学や、再生紙リングノート作り体験がセットになった「工場見学・再生紙ノート作り体験 ピクニックラグ&テーブルマットセット 付」(3,300円)を販売する。伝統工芸品「大阪浪華錫(おおさかなにわすずき) 器」や「つつした」作りの体験もある。
村瀬さんは「市場にはあまり出回っていない商品ばかり。実際に手に取ってもらうことで、大阪製ブランドの素晴らしさを感じてもらえたら」と話す。
開催時間は10時~20時。25日まで。