クラウドやサーバーの設計を手掛けるビヨンド(大阪市浪速区)が3月1日~15日の期間限定で、バーチャル面接を実施する。
面接官・学生共にアバターを使い、名前・年齢・学歴・性別を公開せず1次面接を行うことで、学生の内面やエンジニアの素質を重視する。ヒントは同社が2020年に行った「オンラインゲーム会社説明会」にあったという。広報の藤沢海さんは「ゲーム内のアバターを自由にカスタマイズできることから、対面で会わずとも学生の個性が分かるメリットを感じた」と話し、続けて「エンジニアに求められるコミュニケーション能力と、学生が用意するアバターの創意工夫を評価することで、通常のオンライン面接では知ることのできない個性や創造性を探れるのではないか」と予想する。
仮想空間でアバターを動かしながらゲームやエンターテインメント、ショッピングなどが楽しめる「メタバース」が注目を集めている。藤沢さんは「バーチャルアバターを1次選考の題材にすることでIT業界に関心のある学生に出会えるのでは」と期待し、「自身をアバターにする専用ツールがない人はかぶり物など『仮装』でも参加できるので、気軽に応募して」と呼び掛ける。
エントリー受付期間は今月28日まで。