なんばCITY(大阪市中央区難波5)、なんばパークス(浪速区難波中2)のカフェ7店で現在、店の混雑状況を可視化する社会実験が行われている。
南海電鉄と、システム開発を手がける「アプリズム」(中央区)が協力して行う同実験。アプリズムが開発した混雑検知システムを使い、コロナ禍での三密回避や、利用する店の選択肢を広げる目的で行う。実験中は店舗前にAIを搭載したカメラを設置。行列の有無で混雑状況を3段階で判断する。混雑状況は施設内にある専用QRコードをスマートフォンで読み込むと専用サイトにつながり、各店舗の混雑状況が確認できる。利用者を「待たせない」という意味を込め、サービス名は「マタン」と名付けた。
なんばパークスの「デリス」「ハーブス」「こなな」など5店、なんばCITYの「スターバックスコーヒー」「珈琲館」の2店が参加する。南海電鉄によると、同実験を基に対象店舗の拡大や、定期券売り場など商業施設以外への導入も検討しているという。
6月30日まで。