大阪厚生年金会館(大阪市西区新町1)で8月25日、「2万人の鼓動TOURSミュージカル『赤毛のアン』」大阪公演が行われた。主催はエステー(東京都新宿区)。
フォトセッションで笑顔を見せる島谷さんとオーディション合格者
同社は「1人でも多くの人々にミュージカルの楽しさを伝えたい」との思いから1998年よりオリジナルミュージカルを主催しており、今年で11年目。同ミュージカルには「ミュージカルを作り上げる過程で関わるスタッフ、キャスト、観客ら総勢2万人が一員として参加し、思いや舞台の楽しさを共有できたら」(同社)との願いが込められている。
メーンキャストは、主人公「アン」を演じた島谷ひとみさん、安奈淳さん、良知真次さんら。このほか全国7都市で実施されたオーディションの合格者が出演し、舞台を盛り上げている。大阪公演には、113人がエントリーした「近畿ブロックオーディション」で選出された9~22歳の13人が、合宿での全体練習や個人練習を重ね、プロ顔負けのダイナミックな演技を披露。客席を巻き込んだ舞台演出が特徴で、観客らもステージと一緒に体を動かすなど会場は一体となった。
昨年に引き続き2回目の主演となった島谷さんは「回数を重ねるごとにスタッフや観客との息も合って、さらにパワーアップした」と自信をのぞかせ、「明るく健気で前向きなところがアンの魅力。大人でも学べることがたくさんあると思う」。大阪公演については、「大阪のお客さんは特にノリが良く、『笑い』への反応も関西ならでは」(同)と笑顔で話した。
今後、福岡・広島・名古屋で上演予定。