eスポーツフロアを完備したホテル「e-sports EKICHIKA（エキチカ）」（大阪市中央区瓦屋町2）が6月11日、地下鉄長堀橋駅近くにオープンした。運営は「Build-UP（ビルドアップ）」（中央区）。

専用機材をそろえる「本格配信ブース」

　新型コロナ禍の影響でメインターゲットであるインバウンド（訪日客）需要が減少し、売り上げが激減した「ホテルエキチカ長堀橋」の再起を図るため、3階のレストランと4階のフロントの一部をeスポーツエリアに改装した。

　3階と4階合わせて約40坪のeスポーツエリアにはゲーム好きな人が思う存分楽しめるようにとゲーム用パソコン51台を設置。3階はゲーミングパソコン30台を並べたオープンスペースのほか、マイクやカメラなどの配信機材を備えるガラス張り配信ブースを設ける。4階には、1人部屋＝8室、2人部屋＝2室、4人部屋＝2室を用意し、個室でeスポーツを楽しんでもらう。映像処理を行うグラフィックボードのほか、マウス、ゲーミングチェアなどの周辺機器の性能は、プロゲーマーがストレスなく利用できるレベルでそろえたという。

　同社の後藤寛明社長は「eスポーツを仕事にしたい人をサポートできる環境づくりに取り組む。ゲーマーだけでなく、初心者の人にも気軽に利用してもらいeスポーツの楽しさを知ってもらえれば」と話す。

　24時間営業。料金は1時間＝450円～。eスポーツフロアの利用は、4階のフロントで受け付ける。