和食料理店「感と間」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6281-8040)が9月9日で15周年を迎える。
同店を切り盛りするのは店主の西野隆士さん。小学生の頃から親戚のすし店や鮮魚店手伝い、高校2年生でふぐの調理師免許を取った。高校卒業後に懐石料理店で修業を積み、2007(平成19)年に独立して、大阪・今里に「感と間」をオープン。2019年から現在の場所で営業を続ける。事前予約制で、席数はカウンター7席。
料理は、食べ物の好き嫌いや利用シーンなどを事前にヒアリングしたうえで、内容を変えて提供する。客の性格や利用シーン、好き嫌いなどはノートに書きため、再来店の際の参考にする。料理はコース(ランチ=5,500円~、ディナー=8,800円~)のみ。
今里の常連で繁盛していたが、移転後まもなくコロナ禍が降りかかる。西野さんは「今里でオープンした当時はお客さまが1日1人だけの日が何度もあった。それに比べたら大したことない」と振り返る。物販を強化しようと2020年9月、工房「チマリコキッチン」を開設。現在は塩やゆずコショウ、からすみなど自社商品をオンラインショップで販売するほか、OEMも引き受ける。
今後について、西野さんは「工房を拡大して、総菜のサブスクサービスを展開したり、缶詰なども作ったりしていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~24時。